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剣がもたらすは災いか希望か「ニミュエ 選ばれし少女」シーズン1ネタバレ感想&考察【Netflixドラマ】

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source: Netflix.com

Hi !!

Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。

この記事では2020年7月に配信されたNetflixオリジナルドラマ「ニミュエ 選ばれし少女(Cursed)」シーズン1を観た感想をネタバレありでやっていきます。

 

まだ観ていない方はネタバレにご注意を!

 

いやー、この作品なかなか面白かったですよ。

2020年の新作では一番かもしれません。

では早速いきましょうか。

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あらすじ

《人並外れた力を持つ少女は、魔女と蔑まれる生活から逃れるために村を去る。だがその直後、彼女の村が冷酷な騎士の大群に焼き尽くされてしまう。》Netflixオフィシャルサイトから引用。

 

時代は中世ヨーロッパ。

フェイと呼ばれる種族と人間が共存する世界で、強力な力を持つフェイの主人公ニミュエは魔女と呼ばれ周りから距離を置かれていた。

ある日、彼女はそんな日々から逃げるように村を出る。

しかし、その後に彼女がいた村はフェイの撲滅を唄うキリスト教団”赤の騎士”の襲撃を受けて大混乱に陥る。

と言った感じで始まるファンタジー。

主な登場人物

ニミュエ

Cast:Katherine Langford

主人公。

彼女の強力な能力のせいでフェイの中でも魔女と恐れられるほど。

彼女を演じるのはNetflixドラマ「13の理由」でハンナを演じたキャサリン・ラングフォード

13の理由で観たときも印象に残る演技をしてましたが、この作品でもいい演技しますね。

オーストラリア出身の彼女が流暢なイギリス鈍りで話してて、その辺の努力もすごいと思います。

マーリン

Cast: Gustaf Skarsgard

歴代の王家に使える魔法使い。

現在は魔法が使えない飲んだくれ。

演じるのはドラマ「ヴァイキング」や「ウェスト・ワールド」などに出演するグスタフ・スカルスガルド

アーサー

Cast: Devon Terrell

誠実な騎士に憧れる青年。

ボーズが率いる傭兵団に所属している。

ガーデン神父

Cast: Peter Mullan

”赤い騎士”のトップ。

彼を演じる方はNetflixドラマ「オザークへようこそ」でダーリーンの夫役をやってた方ですね。

”泣き顔の修道士”

Cast:  Daniel Sharman

赤い騎士のメンバーの1人。

顔に涙の筋のようなマークがあることからその名で呼ばれている。

モルガナ(イグレーン)

Cast: Shalom Brune-Franklin

修道院のシスターでアーサーの妹。

ピム

Cast: Lily Newmark

ニミュエの親友。

彼女を演じる方はHuluオリジナルドラマ「エメラルド・シティ」の他、色んな作品にちょい役で出てます。

スクイレル

Cast:  Billy Jenkins

村に住む少年。

ニミュエを姉のように慕う。 

彼を演じる方はHuluオリジナルドラマ「ヒューマンズ」やNetflixドラマ「クラウン」など、そこそこ有名な作品に出てる人ですね。

ガウェイン(緑の騎士)

Cast: Matt Stokoe

フェイの残党を守る騎士。

ニミュエとは幼なじみ。

ウーサー王

Cast: Sebastian Armesto

国を治める王様。

アイリス

Cast: Emily Coates

修道院のシスターの1人。

彼女は見た目はめっちゃ可愛らしいのに、やることが超恐ろしい。。

ネタバレ感想

作品全体について

いや〜、久々にこれだ!っていう作品に出会えましたよ。

 

中世ファンタジーの代表作「ゲーム・オブ・スローンズ」(以下ゲースロ)や「ウィッチャー」とはまた違ってて比較的、観やすい内容に感じました。

ゲースロなどは人と勢力関係を中心に描きますけど、この作品はどっちかというと魔法(剣)が中心にあって、それを通じて人を描くイメージ。

なので構図がシンプルで混乱することなく観れました。

ニミュエを追っかけさえしてれば話についていけますから。

 

小中学生の頃「ナルニア国物語」や「エラゴン」シリーズといったファンタジー小説をよく読んでて、そのときのワクワク感をこのドラマで久々に思い出しました。

やっぱ魔法とか伝説とかって中二心を掻き立てますよ(笑)

 

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世界観は比較的優しいものの、CGのリアルさや戦闘シーン描写などはゲースロ匹敵だと思いました。

ニミュエが人をぶった切るシーンはどれも強烈でした。

この作品は”ゲースロが観るのしんどいけどファンタジー作品が観たい”という層を狙って作ったのかなって思います。

キャラクターについて

先ほど構図は比較的シンプルと言いましたがキャラクターについては別。

中盤から重要なキャラクターが次々に登場して、そこで混乱した方がいるかもしれません。

 

でもキャラクターはたくさんいるだけで、あくまでメインで描かれたのはニミュエ。

そのニミュエについては個人的にいいキャラクターだったと思います。

初めはその力を周りから恐れられて孤独に生きていた彼女が、終盤にはフェイの女王と呼ばれるようになります。

その過程の葛藤だったりが丁寧に描かれていて好感が持てました。

あと役者がいいですよね。

「13の理由」でハンナ役を演じていた時は登場人物の中で1番、インパクトあったし彼女の演技は観てて引き込まれるものがあります。

 

ニミュエ以外のキャラクターで個人的に好きなのはマーリンとアイリス。

マーリンは序盤の飲んだくれから、よくここまでイメージ回復しましたねって感じ。

表にはあまり出さないけど、実は人情深いというところがいいです。

あと彼についてはツイッターであるフォロワーさんから”指輪物語のゴラムと似てる(後頭部とか)”と言われました。

観ている時にはそう思いませんでしたが、言われてみれば共通点多いですよね。

両者とも剣(指輪)を失って堕落していった経緯があるし髪の毛は薄いですから(笑)

 

続いてアイリス。

彼女のサイコっぷりがとにかく恐ろしかったです。

ほとんどセリフ無かったのに、やったこと(修道院などを全焼させる、ニミュエを倒すなど)はどれも衝撃的でした。

ただ、そんな彼女の予測不能な動きがストーリーに緊迫感を与えてくれるので個人的に好きです。

シーズン2以降も大暴れを期待します。

シーズン1の振返り&考察|ネタバレ注意!

ここからはシーズン1で起こった出来事で大事そうな部分をまとめて考察していこうと思います。

剣について

ニミュエが手にした剣。

まだ謎に包まれた部分も多いものの、明らかになったこともいくつかありました。

まず、その剣は元々マーリンが所持していたということ。

さらに、その剣を魔力を持つ人が使うとその力を増幅する効果があるみたいです。

ただその反面、使用者を殺し屋に仕立て上げようとする副作用があります。

かつてのマーリンがその副作用によって大惨事を招きました。

「ロード・オブ・ザ・リング」の指輪のような設定ですよね。

勢力構図まとめ

フェイの残党 (アーサー、ピム他)

赤い騎士の殺戮から逃れたフェイ達はアーサーに率いられて、船を使って北上を目指しています。

 

ガンバー王中心の勢力

自身が国の正当な後継と唄うガンバー王。

彼を中心とした勢力が国の奪還に向けて動いていますが、どれくらいの規模なのかは不明。

最後の戦いで赤の騎士に加勢していて、フェイとは対立する関係。

 

レッドスピア中心の海賊

ガンバー王から追放されたレッドスピアを中心とした勢力。

船で移動をして様々な場所で略奪を繰り返す海賊だが、ガンバー王がとにかく許せないみたいでフェイの残党が襲撃された時にレッドスピアも戦いに加わり、アーサー達の危機を救いました。

 

聖皇中心のキリスト勢力(アイリス、ウィックロウ修道院長他)

キリスト教徒による勢力で、恐らく最大規模の勢力を持っているかと思います。

赤い騎士もガーデン神父がやられたことでこの勢力に吸収されそうです。

詳しい実態はシーズン2以降にアイリスを中心に明らかになるのでしょう。


ウーサー王中心の国家勢力

名前が分かりませんが舞台となっている国を治めるウーサー王の勢力。

国を治めるくらいですからそれなりの力があると思いますが、実態は不明ですね。

彼らは終盤の戦いで剣目的でフェイに協力したものの、今後もフェイに協力するとは思えません。

 

カリアッハ (モルガナ他)

かつてローマ帝国の軍を壊滅させたという蜘蛛の悪魔。

彼(もしくは彼女?)は何やら企みがあるようだが、まだ謎多き存在。。

モルガナがこの勢力の仲間になっているっぽい。

けど彼女は終盤”やもめ”というこれまた謎の存在に変身してしまってるんですよね。

 

影の王 (ルーゲン王)

地下で暮らす死者(?)の軍勢。

中立な立場のようだが詳しいところは分かりません。

 

孤立する人たち

・泣顔の修道士とスクイレル

・ニミュエ

・マーリンとモルガナ

ガウェイン(緑の騎士)のその後について

赤の騎士に捕らえられて拷問を受けた後、殺されたガウェイン。

それを発見したニミュエは自らの力を開放して”何か”しました。

するとガウェインは新芽に包まれてます。


これ、彼が生き返るんじゃないかなって思ってます。

ニミュエが能力を発動した後、意識を失ってますからただならない力を使ったことは明らか。

その目的は?って考えたら蘇生以外無いのかなって考察できるんですよね。

まさか埋葬するだけってことは無いでしょう。

 

あと、ガウェインが新芽に包まれるシーンって実は他の作品で見覚えがあります。

Netflixドラマ「不感地帯」というフランスのサスペンスなんですけど、観たことある方なら”確かに!”ってなるんじゃないでしょうか。

▶︎「不感地帯」作品紹介とシーズン2まで観た感想|謎めく森と田舎町と一人の刑事の物語

 

こんだけ力説して生き返ってなかったらどうしようですけど、まあガウェインの行方はシーズン2で注目していきたいですね。

最後に(シーズン2に向け)

アイリスの矢を受けて滝に突き落とされたニミュエ。

まさか息絶えたとは思いませんが、彼女はまた孤立してしまいましたね。

シーズン1の序盤に戻った感じ。

 

そんなシーズン1でしたがシーズン2はほぼ確実にあるでしょう。

情報が出たらこの記事かツイッターにてシェアしたいと思いますのでお楽しみに♪

 

といった感じで、ここまで読んで頂きありがとうございました!

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では、また別の記事でお会いしましょう♪