Hi !!
Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。
この記事では2023年11月に配信されたNetflixドラマ「すべての見えない光(All the Light We Cannot See)」を観た感想をネタバレありでやっていきます。
ネタバレを含むのでまだ観ていない方はご注意を!
お久しぶりです。
記事を書くのも数ヶ月ぶりだし、このシリーズも配信から時間が経ってるので需要はなさそうですが良ければ見てってください。
では、早速行きましょう!
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ネタバレなし|このシリーズの注目ポイント
・ピューリッツァー賞小説を原作とした全4話完結のリミテッドシリーズ。
・監督には「ストレンジャー・シングス」のショーン・レヴィ。
・音楽は「バットマン: ダークナイト」「ハンガーゲーム」「ファンタビ」など数々の名作映画の楽曲を手がけたジェームズ・ニュートン・ハワード。
・キャストはルイス・ホフマン(Netflixドラマ「ダーク」)、マーク・ラファロ(ハルク役)、ヒュー・ローリー(Dr.ハウス)など。
・主演のマリー役そして幼き頃のマリー役はいずれも実際に盲目。
・マリー役の2人は一般オーディションによって選ばれた。
主な登場人物
マリー
Cast: Aria Mia-Loberti
盲目の女性。
ダニエルの娘で戦火から逃れるため叔父(エティエンヌ)のもとへ引っ越し、彼のプロテスタントとしての活動を引き継ぐことに。
彼女を演じる方はこの作品がデビュー作。
その方は実際に盲目の方で実際に演技の練習をしたことが無い本当のポッと出の人らしいです。
目は普通に見える方だと思ってたので、ぴっくりでした。
音だけであれだけ人の顔の位置とかを認識出来るんですね。
ヴェルナー
Cast: Louis Hofmann
ナチス軍で無線部隊に属する青年。
孤児院で育った彼はその無線技術をナチス軍に目をつけられ、不本意ながら入隊することに。
彼を演じるはドイツ産Netflixドラマ「ダーク」でヨナスを演じた方。
英語も流暢ですね(笑)
ダニエル
Cast: Mark Ruffalo
マリーの父親で博物館の貯蔵品管理(?)をしていた。
彼を演じるのはマーベルシリーズのハルク役で知られるマーク・ラファロ。
彼は喋り方が特徴的かつ、ハルクの印象が強過ぎてダニエル役としてはあんま観れなかったですね…
エティエンヌ
Cast: Hugh Laurie
マリーの叔父さんであり”教授”。
元軍人でその時のトラウマから外の世界に出れずにいたが、マリーとの出会いが彼を変える。
彼を演じる方は「Dr.ハウス」で主役を演じたヒュー・ローリー。
そのドラマの彼とは風貌が違いすぎて全く気が付かなかったです(笑)
フォン・ランベル
Cast: Lars Eidinger
不治の病を患ったナチス軍長官。
永遠の命を手に入れるため”炎の海”を探し求める。
ユッタ
Cast: Luna Wedler
ヴェルナーの妹。
彼女を演じるのはドイツ産Netflixドラマ「バイオハッカーズ」でミア役を演じた方ですね。
見覚えある人だなとは思って観てましたが、その作品の人とは気付けませんでした…
この作品、言語はすべて英語で描かれているものの、役者はちゃんとその国の人を採用してるの流石だなって思いましたね。
違うパターンもありますが(笑)
▶︎さあ、復讐の時間です「バイオハッカーズ」シーズン1のネタバレ感想【Netflixドラマ】
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ストーリーの振り返り(ネタバレ注意!)
source: Netflix.com
舞台は第二次世界大戦下のフランス。
1944年、侵略を受けたフランスとナチス軍の争いの中で、アメリカ軍へ情報を提供するフランスのレジスタンスとナチス軍の攻防、そして1つの宝石”炎の海”の争奪戦が主なストーリー。
パリで父親と2人で暮らしていた盲目の少女マリー。
ダニエルは”炎の海”という貴重な宝石が保管される美術館で働いていた。
第二次世界大戦が始まりナチス軍によってパリが陥落。
2人は戦火を逃れるため親戚のいる小さな街サン・マロへ移住。
そこで出会った叔父エティエンヌとその妹はナチス軍に抵抗するレジスタンスで、最終的にダニエルとマリーもその活動に参加することになる。
サン・マロも陥落し、ナチス軍が駐屯するように。
マリーはエティエンヌに代わり無線を使って外部へ街の状況を密かに伝える役目を担う。
ナチス軍で無線部隊に属する青年ヴェルナー。
彼は孤児院で妹と暮らしていたがその無線技術をかわれて士官学校へ。
厳しい訓練の後に入隊するが、幼い頃から聴いていたラジオ周波数の名前も知らない女性の放送を上司に報告できずにいた。
しかし、ある日上司にその放送の存在を知られて放送先の特定を命じられる。
マリーの元へ上司と共にたどり着いた彼だったが良心が痛む彼はマリーをナチス軍から守る選択をする。
そこで彼はエティエンヌに出会い、彼が子供の頃に聴いていたラジオの語り手であったことを知る。
アメリカ軍による街奪還作戦が決行され、街は爆撃と戦闘で混乱を極めてその中でエティエンヌが命を落とす。
そこに居合わせたヴェルナーはエティエンヌからの遺言を受けてマリーの元へ。
不治の病を負ったナチス軍長官のフォン・ランベルは手にすると永遠の命を得られるという宝石”炎の海”を求めてダニエルそしてその娘マリーをパリから探してきた。
彼はあの手この手で情報を集め、ダニエルを捕えて宝石の在処を聞き出そうとするが口を割らない。
最終的に彼はダニエルを処刑する。
その後、マリーの居場所も突き止め彼女が住む屋敷へと向かう彼だったが、そこにヴェルナーが駆けつけマリーと2人は協力して彼を倒す。
ダニエルの作った街のジオラマに隠された”炎の海”をマリーは海へと投げ捨てる。
ネタバレ感想&解説
過去一美しく描かれた戦争もの
source: Netflix.com
戦争ものというと私は映画「戦場のピアニスト」とか「ディファイアンス」とか「1917」がパッと思いつくんですが、そのどれもが重たくて辛い思いが伝わってくる作品です。
戦争というものがそもそも全くポジティブなものでは無いので当たり前なことですが、特に「戦場のピアニスト」は観るに耐えなくて辛くなった記憶が鮮明に残っています。
ただ、このシリーズはそれらとは違って非常に観やすかった印象。
事実としてはマリーの父親はドイツ側に拷問されて殺され叔父は戦死。
ヴェルナーの部隊のメンバーも皆、戦死してて宝石を追い求めるフォン・ランベルも命を落として、最初の登場人物の半数以上が最後には居なくなっています。
でも、その戦争による悲惨な出来事よりもこの作品は1つのラジオ番組で繋がったマリーとヴェルナーの関係にフォーカスを当ていて、とても人間味のあるストーリーに仕上げているのが印象的でした。
現在と過去をストーリーが行き来しながら徐々にマリー、そしてヴェルナーの人となりを描いていく、その描き方が綺麗で感情移入しやすい造りになっているなと感じます。
間違いなくヒットを狙った作品
CGっぽさを全く感じさせないかつ、ダイナミックなカメラワークが印象的な映像。
超有名楽曲プロデューサーを迎えた圧倒的な音楽。
名の知れた役者を惜しまず採用した豪華なキャスト陣。
どの面を見てもヒットは必至の要素が詰まっているこちらのシリーズ。
個人的にも切なくて美しいストーリーに4話をあっという間に完走するほど、楽しめました。
ただ、世間では意外にも肩透かしな結果になっています。
IMDbでの評価は11/23時点で7.6で、さらに気になるのは評価数。
評価数が1万(海外ドラマにおいて1つボーダーとなる数字)を超えたのが配信から1週間ちょいが経ってからで、記事を書いてる11月末に2万前半とじわじわと伸びて入るもののペースが他の作品と比べると遅いです。
ストライキでプロモーション活動が出来ない状況下というのもありそうですが、個人的には意図してヒットを狙い過ぎたのかなって思います。
やっぱりヒット作というのは狙って取りに行くものではないんでしょう。
あと単純に完成度が見合わなかったのもありそうですね。
「クイーンズ・ギャンビット」とかはリリース当初は大きな宣伝もなく、1週間くらいして徐々にその頭角を現してきて、最終的には最も視聴されたNetflixリミテッドシリーズにまで登り詰めました。(今もこの記録は打ち破られてないのかな?)
私もその作品を公開当日に観て”これはただならない作品だ!”と思ってすぐに記事を出して、その後しばらくして本当に大ヒットしてニンマリした記憶が蘇ります(笑)
ヒット作にはそれ相応の完成度があって、それに今回のシリーズは達しなかったということなのかもしれません。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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では、また別の記事でお会いしましょう♪
参考リンク
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