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ネットフリックスがほぼ全作品の総視聴時間公開へ|2023年上半期のリストを徹底分析【ぱーぷるの余談】

Hi !!

Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。

 

久々に作品感想ではなくちょっとした雑談記事です。

取り上げるのは2023年12月にネットフリックスが発表した総視聴時間開示のニュース。

なぜその決定に至ったかなど、解説していきつつ、そのニュースに合わせて早速発表された2023年上半期のリストを見て、個人的に気になったところを紹介していこうと思います。

 

この他、ぱーぷるの海外ドラマに関係あったり無かったりする雑談記事は以下のリンクからどうぞ↓

▶︎ぱーぷるの余談 | 記事一覧

 

では早速いきましょう!

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なぜ公開を決定したのか

これまでNetflixは視聴時間などの情報は、各国ごとで毎日の視聴数上位10作品のランキングがサイト内で表示されていたり(今日のトップ10)、大ヒットした作品に関しては大まかな情報が宣伝目的で開示されたりという状態で、基本的にはブラックボックスとなっていました。

大ヒット作品の例としては、2022年11月配信のジェナ・オルテガ主演のドラマ「ウェンズデー」が配信から約1ヶ月で総視聴時間が10億時間を超えて、歴代のNetflixシリーズで「ストレンジャーシングス」S4についで2番目に観られたシリーズになったと発表があったことなどですかね。

 

それを今回、ほぼ全作品で視聴時間を公開することにした理由として発表があった公式の記事を引用すると

”我々は既にYouTube以外のどのストリーミングサービスより視聴時間を公開してきたけど(今日のトップ10などのこと)、我々はさらにその先を目指します。”

と皮肉じみた感じもありつつ、明確な理由は避けたように見えつつ、より透明性を上げる目的での決定であることが伺えます。

ちなみにほぼ全てというのは視聴時間が5万に満たない作品だけは集計上の理由で除外されていて、それは全体の1%程度だそうです。

 

また、他の報道の情報を見ているとこの決定は今年起きた全米の脚本家及び俳優のストライキも影響しているようです。

その件でNetflixは作品の製作者や俳優に視聴数などに応じた報酬分配に合意していて、それを受けて情報公開に踏み切ったという見方がされています。

Netflix側の発表記事の最後にも

”これはNetflixやエンタメ産業において大きな前進になるだろう。この(総視聴数)レポートと’今日のトップ10’で我々とこの産業がより深く作品について分析ができるようになるだろう。”

と書かれていて、この公開が業界の人に向けたものであることが示唆されているのでストライキは大きな要因になってそうです。

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2023年上半期のリストを見る!

トップ5を徹底分析

source: IMDb.com

さて、では気になるリストを観ていきましょう!

リストはエクセルデータになってて多い順からずらりと並んでいて全部で1万8千作品以上ありました。(多すぎ…)

気になる方はぜひダウンロードして見てみて下さい。(リンクは記事最後に掲載↓)

数ある作品の映えあるトップ5はこちら。

1 ナイト・エージェント S1    812,100,000

2 ジニー&ジョージア S2    665,100,000

3 ザ・グローリー S1      622,800,000

4 ウェンズデー S1       507,700,000

5 クイーンシャーロット LS 503,000,000

 

数字の単位は時間で、この数字がどんなものかを「ナイト・エージェント」を例に解説すると、まずこのシリーズのS1は1話約50分の10エピソード構成なので、完走すると1人あたりの視聴時間はおよそ8時間。

で、仮に観た人全員が完走しているとすると8で割って、1億人ほどがその作品を観た計算になります。

全員が完走してるとはとても思わないので、視聴人数でいうと1億の1.5倍から2倍近くになるんではないでしょうか。

その作品は3月末配信なので実質3ヶ月でそこまで達したわけで、YouTubeの視聴回数と比較すると視聴者数の多さが伺えます。

YouTubeで3ヶ月で1億再生到達する動画って有名アーティストのMVとかの短い尺以外でしか見たことありませんからね(笑)

 

で、1位はNetflixの以前の発表からも予想はしていましたが意外だったのが2位の「ジニー&ジョージア」ですよ!

正直、こんな上位とは思っていませんでした。

配信が1月始めで集計期間をフルに活かせていて1話あたりの時間が長いのもありつつ、シーズン1の視聴時間(約3億時間)と合わせたら上半期に最も長く観られたシリーズになっています。

このシリーズ、シーズン3&4と一気に2シーズンの更新が決定してて、個人的に意外に思ってたんですが、この結果を見たら納得。

ちゃんとNetflixは視聴時間を基に更新とか打ち切りを決めてるのが分かります。

てか、S1がこんな観られてるのはS2が丸2年ぶりの配信で、みんな内容を忘れてるからですよね(笑)

 

あとは3位に入っている「ザ・グローリー」を始めとした韓国ドラマの強さも目立ちます。

「イルタス・キャンダル」(2億3千万)、「医者チャ・ジョンスク」(1億9千万)などなどほんとに多くの作品が上位に入っています。

さらに韓国を舞台にした海外ドラマ「愛をこめて、キティより」も配信1ヶ月で2億時間越え。(1話30分程度の短尺にも関わらずこの記録!)

Netflixの発表記事にも非英語圏の作品が人気であると書かれていて、韓国とスパニッシュ系を中心にを上位に多くランクインしてるのは印象的でした。

それに比べて日本はというと2022年12月配信の「今際の国のアリス」S2(1億5千万)が40位に入ってる程度…

悲しくなりますね(笑)

映画とドラマの比較

トップ5は全てドラマシリーズで映画は無し。

映画で最も視聴時間の長いのはジェニファー・ロペス主演の「母という名の暗殺者」で時間は約2億5千万、順位は14位。

ただ約2時間の映画なので視聴人数でいうと約1億2千万人で「ナイト・エージェント」とほぼ同じになります。

ドラマの方が1人が観る時間が長くなるので、この集計の仕方だと必然的に上位はほとんどがドラマになりますが、視聴人数で考えると上位の作品に関しては意外といい勝負かもしれません。

それ以降にはBBCの人気ドラマシリーズを映画化した「刑事ジョン・ルーサー: フォールン・サン」、クリス・ヘムズワース主演「タイラーレイク2」(両者とも視聴時間2億数百万ほど)と続いていきます。

ちなみに「タイラーレイク2」は6月16日配信なので2週間足らずでこの数字です。(恐るべし(笑))

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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では、また別の記事でお会いしましょう♪

 

Netflixの公式発表記事(リストのリンクもあり)

▶︎https://about.netflix.com/en/news/what-we-watched-a-netflix-engagement-report