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【Netflixドラマ】「3%」シーズン4のネタバレ感想|シリーズ全体も振り返ります

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source: "3%" offical facebook

Hi !!

Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。

この記事では2020年8月に配信されたNetflixオリジナルシリーズ「3%」の最終シーズンとなるシーズン4を観た感想をネタバレありでやっていきます。

 

まだ観ていない方はネタバレにご注意を!

 

いっぱい言いたいことがあるので早速いきますよ。

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島と大陸の最終決戦

最終シーズンの今回は遂に島と大陸が正面からぶつかり合いました。

と言っても構図はアンドレ対ミシェル達みたいな感じでめっちゃ小規模。

そんな今シーズンは一言で言うなら”とても良かったけど、、”っていう感じかな。。

物語はとても感動的で良かったです。

最終話は文句なしの展開だったし、島での攻防もエキサイトだったし、シェル全焼やミシェルの死などには驚かされました。

 

ただ展開に時折、コジつけ感がありましたね。

特に感じたのはシャヴィエル達が参加したプロセスの進行。

2つの試験と逃走するミシェルを捕らえるという謎の試験の後、最終試験って流石に雑すぎですよ。

この作品の1番面白いところはプロセス独自の試験内容とかその進行なのに、そこを疎かにしてしまうのは個人的には頂けませんでした。

 

7話というエピソード数は最終シーズンには少ない気がしますね〜。

「ゲーム・オブ・スローンズ」の時と似たような感じで、時間が無いから無理やり展開を繋げたような部分がどうしても出てきてしまいますよ。

最終シーズンは最低でも10エピソードは必要じゃないでしょうか。

お金の関係とかあるんだと思いますけど、視聴者側としては勿体ないなって思います。

最終シーズンのミシェル

最終シーズンで個人的にがっかりだったのがミシェルです。

急に登場機会と重要度が下げられてた気がします。

私はミシェルの活躍がこの作品の面白さの肝だと思っているし、そもそも彼女は主人公です。

なのに今回はどっちかというと脇役に回ってるように見えたし、見せ場も他のキャラクターと大差ないくらいでした。

この記事のトップ画はシーズン4のポスターなんですけど、そこにもミシェルの姿はありません。

 

しまいには最終話を前にして殺されてしまうし。。

個人的に好きなキャラだったので今回の扱いにはちょっと疑問を感じましたね。

 

とは言え6話目に全国民に対してプロセスの終了と島の崩壊を伝えるシーンではしっかり見せ場を作りました。

今までの努力が遂に報われた喜びと自分の戦いが終わったことへの安堵感が滲み出ていてめちゃめちゃ感動しました。

それが故にその後にアンドレが彼女を殺した時は”どうして?”って思いましたよ。。

彼は最後のジョアナの時といい、往生際が悪すぎです。

結末に関する考察|社会科のお勉強

ここはちょっと社会の勉強チックな話になるので全然、飛ばしてもらって構いません。

気になる方だけ読んでください。

 

6人の参加者で行われた”最後のテスト”。

ジョアナの勝利が確定する直前にアンドレが将棋盤をひっくり返して結果がうやむやになるが、結局民衆はジョアナの勝利を認めて今後の運営を決めるためプロセスの会場へと集って幕切れしたラスト。

ハッピーエンドな印象ですけど、ほんとにそれで良いのか?って思いました。

 

ジョアナが提案したのは社会の教科書で言う『直接民主主義』という考え方です。

あるコミュニティにいる全員で運営などの意思決定をする仕組みのことで、大昔に国とかの概念が無かった時代に行われていた手法ですね。

とても合理的な考え方ですが人口が極端に少なくないと出来ない仕組みです。

そんなジョアナの提案した方法は良策だとは思えないんですよね。

 

理由は単純で人が多すぎるから。

「3%」の規模感が正確に分からないので断言は出来ないですけど人口が多すぎだと思います。。

合格率3%のプロセス合格者が毎年10人程度(確かシーズン1での合格者はそれくらいだったと思う)と考えたら20歳の人口は300人くらい。

そしたら全人口はゆうに4桁は超えてるはずですで、その人数で意思決定が出来るのかは疑問です。

けどまあ、そこはドラマですから気にしたらダメかな?(笑)

でも個人的にはミシェルがシーズン3で行った”シェル”のような第3勢力を立ち上げるというのが一番、現実的かなって思います。


あ、ちなみにアンドレが提案していたのは『君主制』もしくは『神政政治』の考え方ですね。

エリザが彼の前で跪いて手にキスする場面は、中世の王様とかキリスト教皇とかがやってたことそのものでしたし、よくない政治の典型的な例です。

アンドレよりジョアナの考え方の方がマシのは間違いないです。

 

と言った感じで社会のお勉強じみた考察は以上!

シリーズ全体を振り返って

お気に入りのシーズン

一番、面白かったのは何だかんだシーズン1。

エゼキエルを密かに狙うミシェルという緊迫感ある展開は見応えありました。

そんなシーズン1とほぼ変わらず好きなのがシーズン3。

シェル行われたミシェル考案の試験はもちろん、密かにシェルを混乱に陥れた裏切り者を見つける展開は意外性があって面白かったです。

お気に入りのキャラクター

一方、好きだったキャラクターはありきたりかもしれませんがミシェルとラファエル。

ミシェルは序盤から理由は分からないんですけど惹かれるものがありましたね。

 

ラファエルはシーズン1の中盤くらいから気に入り始めました。

「ハンドレッド」のマーフィーみたいにとにかく自己中で生存意識が強い人で、でも大事なところで頼りになる存在は作品で良いアクセントになってました。

 

あと、この2人の関係性も面白かったですね。

シーズン1でコーザの仲間として協力する関係から始まるが、シーズン2ではミシェルが裏切ったりして関係はこじれます。

それでもシーズン3にはラファエルがミシェルのピンチを救ったりする中で強い信頼関係へと変化していきました。

シーズン4の6話目、ラファエル達が電気椅子に縛られている姿を見たミシェルが最初に名前を呼んだのはラファエルでしたし、彼のことを大事に思っていることは随所で感じ取れました。

この2人を観てると「ハンドレッド」のクラークとベラミーを思い出します。(何度も「ハンドレッド」を例に出してますが、観てない方には何のこっちゃですよね、、すいません。)

ラストに2人が揃わなかった残念でなりません。

好きな作品がまた1つ...

私はNetflixを2017年ごろから観てます。

この「3%」はその当時からずっと観てきている作品の1つでした。

今、この記事を書いている2020年時点でその当時から続いていて、尚且つ私が観続けている作品はもう数タイトルしかありません。

そんな中で今回また1つシリーズが完結してしまって、どうしようも無いくらいに寂しい気持ちになっています。

 

ドラマはいつか必ず終わるものなのでしょうがないんですけど、Netflixを使い始めた頃から観ている作品には思い入れが強いだけに”終わっちゃうのか、、”っていう気持ちにどうしてもなっちゃいます。

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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では、また別の記事でお会いしましょう♪