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Netflix全史(3/3)|初めての失速そして集大成へ【オリジナルドラマの歴史】

Hi !!

Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。

 

Netflixのオリジナルドラマの約10年の軌跡を振り返る特別記事のパート3。

今回は2023〜2025年の3年間を振り返ります。

動画配信サービスの競争も激化し、ハリウッド業界の大規模ストライキなどがあった激動の3年間。

Netflixがどのように乗り切っていったのかをみっちりと語っていきたいと思います。

2025年の情報についてはまだ、データが出揃っていない部分もあるため、後日追記する可能性があるのでその辺はご了承ください。

 

では早速、いきましょう!

 

Part.1↓

▶︎Netflix全史(1/3)|2013-2019年 始まりから黄金期突入へ【オリジナルドラマの歴史】 - purple dramanote.

Part.2↓

▶︎Netflix全史(2/3)|2020-2022年コロナ禍でも勢い劣らず【オリジナルドラマの歴史】 - purple dramanote.

 

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2023-2024年: ストライキによる停滞期

ストライキによりブレーキ


”ナイトエージェント S1より” source: Netflix.com

コロナ禍を乗り切ったかと思うと、今度は2023年にハリウッド業界で大規模ストライキがスタートします。

AIの発達によって脚本家などの立場が奪われることへの危機感や、Netflixなど動画配信サービスでの報酬分配の不透明さが原因で脚本家達から始まったストライキは、演者側にも波及。

2023年の5月〜年末頃に渡ってストライキが続きました。

その間、映像作品のプロモーションや作品制作自体が完全にストップしていて、その期間はもちろんのこと2024年にかけて、十分に作品を供給できない状態に陥りました。

Netflixもその影響をもろに受けていて、「ストレンジャーシングス」をはじめ配信時期の延期を余儀なくされました。

あと、このストライキを受けてNetflixは半期ごとに全配信作品の視聴時間を公開する決定をしました。

そんなこんなで、この2年は不作の年となり、下のグラフは年間のNetflixドラマシリーズ(英語圏アメリカ、カナダ、イギリスの制作作品のみ)の作品数の推移ですが、2023年と2024年はコロナの影響で落ちこんでいた2021年より少ないものになっています。

特に2024年は作品の完成度も含めて、過去一にパッとしないラインナップだったなという印象です。

それでも、2023年にはFBIの秘密組織”ナイトアクション”で電話番をすることになった主人公を中心に描く王道サスペンス「ナイトエージェント」が歴代8位(2025年末時点で10位)の視聴数を記録したり、日本が誇る漫画の実写化「ワンピース」はNetflixの2023年下半期の視聴数で1位を獲得して世界的に話題になり、2024年には「イカゲーム」待望のシーズン2が配信されるなど、しっかりその年のハイライトとなるシリーズは排出します。

非英語圏シリーズは平常運転

Naila Schuberth as Hannah in Dear Child.
"汚れなき子より” source: Netflix.com

英語圏シリーズは打撃を受けたものの、それ以外の国で制作されたシリーズについてはほとんど例年通りのペースで配信されます。

先ほど挙げた「イカゲーム」はもちろんのこと、韓国ドラマは心えぐられる復讐劇「ザ・グローリー」を始め2年間で計23作品の新作が投入され、他国の作品では、とある田舎道で起きたひき逃げ事件を皮切りに動きだすミステリー「汚れなき子」(ドイツ)や「ペーパーハウス」のスピンオフシリーズ「ベルリン」(スペイン)、1人の女子高生を中心に描かれる痛くもグッとくる青春ドラマ「もうたくさん」(スペイン)など話題作が投入されます。

日本でも2023年から作品数が増えていて、その中から「地面師たち」や「サンクチュアリ」などヒット作も現れます。

以下に挙げたのは2023年と2024年の視聴数ランキングのトップ10に入った非英語圏のシリーズです。

2023年上半期: 3位「ザ・グローリー」

2023年下半期: 2位「汚れなき子」4位「ルパン」Part.3

2024年上半期: 9位「ベルリン」

2024年下半期: 1位「イカゲーム」シーズン2 6位「ラ・パルマ」

見ての通り、非英語圏のシリーズがそれぞれの国にとどまらず世界的に見られているのが分かると思います。

Netflixの強みはやはり、ここにあるのかなと思っていて、仮にメインの供給源であるハリウッド業界が低迷しても、それ以外の国の作品で穴埋めが出来てしまうグローバルな展開力。

ストライキが2017〜2019年頃に起きていたら、もしかしたらNetflixも現在ほどの成長が出来ていなかったかもしれませんが、基盤となる潤沢な作品ラインナップとグローバル展開が既に一定、完了していた状態だったからこそ、さほど痛手にならずに済んだのかなと思います。

Netflixを支えてきたシリーズが続々と完結へ

Dis-Moi Oui
”ザ・クラウン S6より” source: Netflix.com

一方で、1つの時代の幕切れの足音が着実に近づいてきていて、これまでNetflixを支えてきた人気シリーズ達が次々と完結を迎えていきます。

少し前からその兆候はありましたが、この2年で加速した印象です。

2023年には「ザ・クラウン」「セックス・エデュケーション」「私の初めて日記」、2024年には「アンブレラアカデミー」「エリート」「スイートトゥース」が完結を迎えます。

この頃から、スポーツのライブ配信などをスタートさせたり、新たなステージへ挑戦を始めた印象があって、古参のNetflixユーザーからすると複雑な気持ちになっていました。

<この年、こんな作品も!>

・愛をこめて、キティより (2023-)


source: Netflix.com

恋人に会うため国境を超える!

文通彼氏と同じ高校に通うため、アメリカから韓国の学校へと転校してきた主人公の女子高生を中心に描く青春ドラマ。

Netflix映画「「好きだった君へのラブレター」のララの妹を主人公にしたスピンオフシリーズで、舞台となるのは韓国。

韓国ブームにうまく乗ったシリーズで1話30分前後とサクッと観られるのが魅力。

2025年: 約10年の集大成そして…

過去最大レベルの豪華ラインナップ


”アドレセンス より” source: Netflix.com

2025年はストライキの影響で制作が遅れていたシリーズが続々と配信されて、久しぶりに充実したラインナップが帰ってきます。

まずは上半期。

「イカゲーム」の最終編となるシーズン3を筆頭に、「ナイトエージェント」のシーズン2や「ジニー&ジョージア」シーズン3、「YOU-君がすべて」シーズン5、「ブラックミラー」シーズン7などなど、Netflixの人気作が数多く配信されました。
新作では「クイーンズギャンビット」を手がけたクリエイターによる新作「特別捜査部Q」やロバート・デ・ニーロ主演、超豪華キャストで送る本格サスペンス「ゼロデイ」など良作が数多く投入されました。

そのなかで、最も話題になったのはあの作品でしょう。

各エピソードをワンテイクで撮影したサスペンス「アドレセンス」は空前のヒットを記録して歴代の視聴数で「ストレンジャーシングス」シーズン4を抜き歴代2位に。

エミー賞で、リミテッドシリーズ部門の作品賞を受賞し、容疑者の少年を熱演したオーウェン・クーパーは助演男優賞を受賞して男優としての最年少受賞記録を更新しました。

 

そして下半期。

ネトフリが誇る人気シリーズの2台巨頭「ウェンズデー」と「ストレンジャーシングス」の新シーズンが配信されます。

まずは「ウェンズデー」

クオリティが一回り上がって帰ってきて、ゲストキャストにレディー・ガガを迎えた今シーズンは面白さそのままに、アイコニックな展開をいくつもみせてくれて、時間が経っても記憶に残る、そんなシーズンになっています。

視聴数でもシーズン1は下回ったものの、配信後3ヶ月で1億1900万回の視聴数を獲得してNetflix歴代4位を記録します。

続いて「ストレンジャーシングス」

年末に3パートに分けて配信された最終シーズン。

日本でも大々的なプレミアイベントが行われたり、配信前からお祭り騒ぎになっていて、勢いよく配信されたVolume.1。

シーズン4同様、ハリウッド映画のようなクオリティで描かれ、冒頭からクライマックスのような手に汗握る展開が印象的でした。

初週の視聴回数は5960万回に達し、「ウェンズデー」シーズン1の記録(5010万回)を抜いて英語圏シリーズにおいて歴代1位に躍り出ます。(Netflixシリーズ全体では「イカゲーム」シーズン2に次いで2位)

初月3ヶ月の記録については集計中のため、後日追記しますが2026年1月現在で既にトップ10入りを果たしていて、長年1位に立つ「ウェンズデー」を抜く可能性があります。

このシリーズの盛り上がりをみていると、やはりNetflixの1番の代表作はコレなんだなというのをつくづくと感じ、そんなシリーズが終わりを迎えたこの2025年は1つの時代の区切りを感じずにはいられません。

新たな10年へ


”ワンピース より” source: Netflix.com

2025年、新たに「YOU-君がすべて-」「イカゲーム」「コブラ会」といったシリーズが完結を迎えます。

そして年末に2016年から続いてきた「ストレンジャーシングス」が完結を迎えたことで2018年以前の、まさにNetflix成長の起爆剤となったシリーズ達が全て(「ブラックミラー」は1話完結の特殊なシリーズのため除外)終了したことになります。

2019年スタートのシリーズも「ヴァージンリバー」と「ウィッチャー」を残すのみとなり、長くNetflixでドラマを観てきた筆者から見ればガラッと作品の顔ぶれが変わったなという印象です。

それはまさに新たな世界への船出と感じられて、これからの10年先がどのような世界になっているのか非常に楽しみな気持ちです。

ただ、少なくとも2017〜2020年ごろのように、追いかけるのが難しいほどの量の作品が投入されることは恐らくないのかなと思っているし、Netflixの顔となるシリーズがどれだけ現れるかも未知数ではあります。

 

2025年後半にNetflixは「ハリー・ポッター」を始めとした数々の名作映画や「フレンズ」などの名作ドラマ達、「ゲーム・オブ・スローンズ」を筆頭に豪華なラインナップを誇るドラマ配給サービスHBOを抱えるワーナーブラザーズの買収を発表。

この記事を書いている時点ではまだ確定までは至っていないものの、買収はほぼ確実となっていて、実現すればこれまでのワーナーの名作がNetflixで観られるようになると同時に、来たるドラマ版「ハリー・ポッター」や「ラスト・オブ・アス」シーズン3などのHBOの新作ドラマがNetflixで独占配信となることが予想されます。

もともとNetflixは、それこそ先ほど挙げた「YOU-君がすべて-」や田舎町で1人娘を育てるシングルマザーの日々を描くヒューマンドラマ「ギルモア・ガールズ」のスピンオフ「ギルモア・ガールズ: イヤー・イン・ライフ」などでワーナーと共同制作を行ってきていて、なにかと繋がりがありました。

それが今回、ワーナーが傘下に入ることは比較的、自然なことかなと思っています。

これまで数々の名作を世に送り出してきたあの会社が買収されること自体は驚きではありますが…

U-NextがHBOやワーナーの主要作品を独占で配信している日本では、単純に半額の月額料で観られるようになるわけですから恩恵は大きいと思います。

 

今後はそんなワーナーという強力なパートナーを加えての更なる飛躍に期待していきたいと思います。

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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では、また別の記事でお会いしましょう♪