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Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。
この記事では2025年5月に配信されたNetflixリミテッドシリーズ「セイレーンの誘惑(Sirens)」を観た感想をネタバレなしとありでやっていきます。
前半はネタバレなし、後半はネタバレありで書いていきます!
では早速、いきましょうか。
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主な登場人物
デヴォン
Cast: Meghann Fahy
主人公。
彼女を演じるのはHBO「ホワイト・ロータス」やNetflixシリーズ「理想の2人」などに出演する方。
理想の2人ではそこまで出番がなくて、今回はメインキャラとしてちゃんと活躍。
結構、良い演技をしてるなという印象で、今後も色んな作品でお目に描かれそうです。
シモーン
Cast: Milly Alcock
デヴォンの妹。
演じるのはこれまたHBOで「ハウス・オブ・ドラゴン」などに出演していた方。
彼女、誰かに似てるなって思うんですけど、それが誰かは全く出てきません(笑)
ミカエラ
Cast: Julianne Moore
シモーンの上司で屋敷の主。
動物の保護活動をしている。
演じるのはジュリアン・ムーア。
イーサン
Cast: Glenn Howerton
シモーンの彼氏。
ピーター
Cast: Kevin Bacon
ミカエラの夫。
ホゼ
Cast: Felix Solis
屋敷の使用人。
演じるのはNetflixシリーズ「オザークへようこそ」でカルテルボスを演じていた方。
オザークでの威厳のある役柄が印象的だっただけに、今回の役柄にギャップがありすぎて、最初に登場した時に思わず笑ってしまいました。
ブルース
Cast: Bill Camp
デヴォン達の父親。
演じるのはNetflixシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でベスにチェスを教えたあのおっちゃんを演じた方。
彼はほんと、いい味出しますね。
このおっちゃん、観るたび好きになります(笑)
レイモンド
Cast: Josh Segarra
デヴォンのヤリ友。
あらすじ
認知症を患う父親の介護をする日々を送るデヴォンは妹シモーンに助けを求めるも、まともに取り合ってもらえず、怒ったデヴォンは送られてきたフルーツバスケットを手にシモーンが居るリゾートアイランドに赴く。
島の中でもひときわ立派な豪邸で暮らすミカエラの秘書として働くシモーン。
デヴォンはそのミカエラに違和感を感じてシモーンを連れ帰るため、屋敷で週末を過ごすことにする。
と言った感じで物語が始まります。
ネタバレなし感想|見どころ紹介
source: netflix.com
このシリーズ、実は全くマークしてなくて、とりあえず観てみようと思ってみたら思いの外、楽しませてもらいました。
ストーリーとしてはかなりシンプルで、とある週末にデヴォンがミカエラの屋敷で過ごした時の出来事を描いたという感じで、大きな展開は特になく、終始進行していく印象。
でも、退屈するかと言うと全くそんなことありません。
とにかくキャラクターが個性的かつ面白くて、そんな彼らがやりとりしている画がただただ面白いんですよね。
主演の3人(デヴォン、シモーン、ミカエラ)に関して、ミカエラ演じるジュリアン・ムーアはもう言わずもがな、他の2人もほぼ初めて演技を観ましたけど、かなり見応えあって、特にデヴォン役は役柄が合っているのか、彼女の廃れたというか品のない感じがとても良く表現されているなという印象でした。
で、彼ら以外のサブキャストも面白くて、個人的にお気に入りなのは屋敷の使用人をしているホゼ。
彼はNetflixドラマ「オザークへようこそ」にてカルテルのボスを演じていた方で、その時の恐れ多い気迫のある演技が印象に残っていて、そんな彼が今回はどっちかというと笑いを誘うような言動をするキャラクターを演じていてそのギャップが個人的にツボでした。
これはオザークを観た人にしか分からない感覚でしょうけど、彼の演技は注目です。
あと、このシリーズはマーガレット・クアリー主演のNetflixシリーズ「メイドの手帖」の制作、脚本などを務めた方によって制作されたもので、人間模様の部分の面白さはさすがだなと感じます。世界観も独特で、普通の現実世界を舞台にしているものの、音楽とか映像の見せ方がファンタジーとか神話のようなタッチになっています。
現実と非現実を行き来するような、とても新鮮な体験がこのシリーズでは味わえると思います。
ネタバレあり感想
source: netflix.com
・日本語タイトルに惑わされた?
ネタバレなしの方で言った通り、かなりキャラクターのやり取りが面白くて高評価のシリーズだったのですが、1つだけ気になる点がありました。
観た人には”道中のやり取りとかは面白かったけど、ラストは良く分からない終わり方だったな”って印象を持った人がいるのではないでしょうか。
私自身はその印象を持っていて、これってタイトルによるミスリードがあるのかなって思っています。
このシリーズ、原題が”Sirens”と、制作者の前作に手がけた”Maid”と同じくシンプルなタイトルになっています。
で、前回は邦題で”メイドの手帖”と足され、今回も”セイレーンの誘惑”と誘惑というワードが同じように足されています。
個人的にこの邦題の付け方がミスリードになってしまっているなと感じていて、まずセイレーンという単人称の表現。
結局、このシリーズってセイレーンの群れが船の人々を誘惑してかき乱すという様子をリゾート島の屋敷に置き換えて描いたんだと思っています。
原題が複数形になっているのも、そういう言ったニュアンスがあると思っていて主にメインの3人がセイレーンの立場になって屋敷の人々や知人達をかき乱していく、その様子をタイトルにしていると思います。
単人称だと冒頭にそれっぽく登場するミカエラだけがセイレーンと思われて、それだと後半から終盤にかけての展開がうまく消化できなくなると思います。
シモーンがピーターの目に止まるところとか、レイが海に裸で泳ぎに出てしまうところとか、シモーンとデヴォンにもセイレーンらしい振る舞いがありました。
一方でデヴォンはミカエラの浸かるバスタブに吸い寄せられるようなシーンもあったりして、このシリーズは誰かがセイレーンだということでは無くて、こうして人の思考を惑わしてくる様がセイレーンのようだということでこのタイトルになっているのかなと思うんですよね。
邦題に足された誘惑というワードもミカエラがセイレーンという印象を冒頭に植え付ける手助けになってしまっていると感じます。
この感覚は個人的なものかもしれませんが、”島のセイレーンたち”みたいな邦題(タイトルセンスの無さには目を瞑ってください…)になっていたら終盤の展開はもう少しすんなりと入ってきたと思います。
ドラマの登場人物はセイレーンに誘惑されましたが、私はこのタイトルに”惑わされた”のかもしれません(笑)
何度も言っておりますが、ラストの展開とか関係なく会話の1つ1つが単純に面白すぎて、シリーズ全体としてはとても楽しませてもらえました。
余計な起承転結とかいらないから、シットコムみたいな1話完結のシリーズとしてもっと彼らのやり取りは観たくなりましたね。
そんなこのシリーズはリミテッドシリーズということで、シーズン2の制作の予定は現状ありません。
リミテッドシリーズは他にもNetflixには良作がたくさんあります。
以下の記事には過去のおすすめシリーズをまとめておりますので、気になる方はチェックしてみてください↓
▶︎【Netflixドラマ】おすすめリミテッドシリーズ|真の良作はここにあり?気軽に一気見できる作品を一挙紹介 - purple dramanote.
最後に
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では、また別の記事でお会いしましょう♪