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Netflix全史(1/3)|2013-2019年 始まりから黄金期突入へ【オリジナルドラマの歴史】

Hi !!

Netflixドラマ好きのぱーぷるです。

 

今回は特別な記事をお届け。

2025年は「ストレンジャーシングス」の最終シーズンが公開されたり、ワーナーブラザーズ買収のニュースが話題になったり、Netflixに注目が集まる1年だったと思います。

Netflixは全世界で利用されているサービスながら、映像業界においては異端児的存在で、何かと批判の的になることが多い気がします。

でも、そう言う人たちのなかで実際にNetflixがどのような軌跡を経て、ここまで規模拡大していったかを知る人は意外と少ない気がします。

レンタルビデオ会社としてスタートし、2007年からストリーミングサービスを開始。

そして2013年に初めてのオリジナルドラマを配信して、現在に至るまで数えきれないほどの作品を投入してきました。

その間に、Netflixは動画配信サービス業界で揺るぎない地位を築いていった訳ですが、その成功にオリジナルドラマは間違いなく大きく貢献していると思います。

そんなドラマシリーズを筆者は長年楽しませてもらっていて、知識は日本で右に出る人はそう居ないと自負しています。

 

でも、その知識は時間が経てば廃れていくもの。

ということで、そんな廃れていく知識を書き留めて保存する、備忘録のような記事をお届けしようと思います。

2013年から2025年までの道のりを年代ごとに3部構成で書いていきます。

古参のNetflixユーザーは懐かしさを必ず感じるだろうし、最近のユーザーは”過去にこんな作品があったのか!”と、新たな発見があると思います。

そして、何よりこの記事が少しでもNetflixへの知見が深まっていくものになれば幸いです。

 

構成なども読みやすいようにまとめたのでぜひ、最後までご覧ください!

 

Part.2

▶︎Netflix全史(2/3)|2020-2022年コロナ禍でも勢い劣らず【オリジナルドラマの歴史】 - purple dramanote.

Part.3

▶︎Netflix全史(3/3)|初めての失速そして集大成へ【オリジナルドラマの歴史】 - purple dramanote.

 

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2013〜2014年: すべての始まり

2つの元祖シリーズ

Orange is the New Black Season 1
"オレンジ・イズ・ニュー・ブラックより” source: Netflix.com

2013年Netflixは初めてのオリジナルシリーズ「ハウス・オブ・カード」を配信。

アメリカの下院議員である主人公が、裏切りにあった政治家へ復讐を誓う政治もので、シーンの途中で自分の心のうちを視聴者に語りかけくる一風変わった作風が印象的で、評価サイトIMDbで8.6(2025年現在)をつけるなどクオリティが折り紙付きのシリーズになっています。

また、秋には2作品目として「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」が配信開始。

至極真っ当に暮らしていた主人公が、過去に交際していた麻薬取引犯との関わりによって突然、刑務所で服役することになる...という所から始まる実話を基にしたコメディで、主演はザック・エフロンと共に主演を務めたラブロマンス「一枚のめぐり逢い」などで知られるテイラー・シリング。

個性豊かな受刑者達とのてんやわんやな刑務所生活に笑いが止まらない、女性が活躍する作品の代表格の1つになっています。

当時、海外ドラマと言うと「ウォーキングデッド」や「シャーロック」など、テレビ局が制作するものが主に流行っていて、「ゲーム・オブ・スローンズ」などで知られるケーブルテレビ局HBOがこの分野では1強という印象がありました。

そのなかで動画配信サービスが提供したこの2つシリーズはまさに新たな時代の幕開けを感じさせるものでした。

2015〜2016年: 作品数拡大

Wolferton Splash
"ザ・クラウンより” source: Netflix.com

良作が次々と

先ほど紹介した2作品の成功に続き、徐々にラインナップを増やしていきます。

元気と笑いをもたらす主人公が特徴のコメディ「アンブレイカブル・キミー・シュミット」や、今となっては超有名俳優ペドロ・パスカル出演のカルテルドラマ「ナルコス」など、この頃の作品はHBOやAppleTV+のシリーズを彷彿とさせる完成度の高い、硬派なものが多い印象で、イギリスのエリザベス女王の半生を描く「ザ・クラウン」やインド系アメリカ人の日常を描くコメディ「マスター・オブ・ゼロ」などはエミー賞を受賞し、高い評価を受けました。

「Sense 8」もまた、完成度の高さが光るシリーズです。

世界各国に散らばる、思考や5感を共有できる8人の能力者を描くSF。

アメリカからアフリカまで文字通り全世界を舞台に描かれるダイナミックな世界観が特徴で、その制作スタイルが故に制作費が膨れ上がれすぎて一度はシーズン2での打ち切りが決まったものの、ファンの熱い要望から2時間の特別エピソードが制作されたという、まさに観た人を魅了したシリーズです。

今が思えば、こういった思い切りのある作品が存在したのはこの頃の特徴であり、魅力でもあったのかなと感じます。

<この年、こんな作品も!>

・トラベラーズ (2016-2018)

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 source: X.com

未来を救うため現代へ

荒廃した未来の世界を変える使命を持ったエージェントが21世紀へとやってくるSFドラマ。

死ぬことが確定した人の脳に自分の思考を移すことでタイムトラベルをする設定上、乗り移った人の人生を過ごしながら任務をこなしていく必要があって、ヒューマンドラマとSFを掛け合わせた、世界観の秀逸さが光るシリーズです。

マーベルシリーズ配信スタート


"デアデビルより” source: Netflix.com

盲目の弁護士を主人公にした「デアデビル」を始め、マーベルとタッグを組んだドラマシリーズ※1の配信が2015年よりスタートします。

話題性や完成度的にも「デアデビル」が最も人気で評価が高いですが、個人的にはクリスティン・リッター主演の「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン1も外せないシリーズ。

「ドクター・フー」などで知られるデイヴィッド・テナント演じるヴィランがとにかく良くて、ダークながらグッと引き込まれる世界観に虜になりました。

また「アイアン・フィスト」に関してはシーズン2を観た人の絶賛の評価を、当時の記憶として鮮明に覚えていますね。

最近、動画サービスを利用し始めた人は知らないかもですが、「デアデビル」系列のシリーズは元々、Netflixで制作配信されていました。

それが、2019年にディズニー側の都合で軒並み制作が打ち切りとなり、2022年にNetflixでの配信が終了してDisney+に移動。

当時、まだまだ続いていきそうだったシリーズがディズニーのせいで強制終了することになった時、強い憤りを感じたのを今でも覚えています。

ホーキンスがやってくる!

Chapter Four: The Body
"ストレンジャーシングスより” source: Netflix.com

2016年で忘れてはいけないのは、80年代のとある田舎町を舞台にしたあのシリーズですね。

配信時に名の知れたキャストはウィノナ・ライダーくらいで、低予算なB級映画を彷彿とさせる作風が特徴だった「ストレンジャーシングス」は瞬く間に人気を獲得していきます。

80年代を舞台に、その年代の名曲を挿入歌として数多く採用したり、どことなくその頃の映画リスペクトを感じる作風になってたりと、当時を生きていた人にとってはノスタルジックな気持ちで、逆に若者にとっては新鮮な気持ちで、幅広い年代で楽しめるシリーズだったことが人気に火がついた理由の1つかなと思っています。

あとは超能力を操る謎の少女イレブンを演じるミリー・ボビー・ブラウンを筆頭に、あの5人の子供達の活躍も大きいでしょう。

この作品の登場で一時期ブームのようなものが起こり、80年代を舞台にした映画やドラマ、その頃の楽曲オマージュな洋楽が増えるなど、エンタメ業界に大きな影響を与えたのも印象深いです。

2017年〜2019年: 代表作量産の黄金期突入

2017-2018年: 黄金期へ


"13の理由より” source: Netflix.com

ユーザー数は順調に伸び続け2017年に1億人を突破。

それに比例するようにオリジナルシリーズの作品数も急激に増えていきます。

この頃「13の理由」の宣伝を見て筆者もNetflixに加入。

シリーズの制作にセレーナ・ゴメスが関わっているということを知って洋楽好きな私は、まんまと釣られました(笑)

主人公の友人が自殺という選択をして間もなく、彼の元に7本のカセットテープが届く。

そこには生前に彼女が語った自殺に至るまでの経緯が録音されていた。

と言った感じで始まる痛くも切ない青春ドラマで、観た人の心をぐしゃぐしゃにする良作になっています。

 

2017年は他にも皮肉な笑いを提供してくれるクライムドラマ「オザークへようこそ」の配信がスタート。

シーズンを重ねるごとに評価を上げていったこちらのシリーズはジュリア・ガーナーの出世作でもあり、個人的にも全てのNetflixドラマの中で5本の指に入るほどに好きな作品です。

そしてこの年の秋、「ストレンジャーシングス」のシーズン2が配信され、そのタイトルをNetflixの代表作として世に知らしめます。

セイディー・シンクがキャストに加わり、ハロウィンエピソードやプロムシーンなど、アイコニックなシーンが集約されたこのシーズンを当時観た時の衝撃は今でも忘れられません。

<この年、こんな作品も!>

・ユニークライフ (2017-2021)


"ユニークライフより” source: Netflix.com

自閉症の主人公とその家族の物語

自閉症の高校生サムを中心に描く、何気ない、でもはちゃめちゃな日常。

それぞれの登場人物の個性が魅力的で、ついつい感情移入してしまう、奥深さが特徴なシリーズです。

笑って、泣けて、考えさせられる、筆者がNetflixシリーズで1番好きな作品です。

2019年: 作品数激増

A Grain of Truth
"ウィッチャーより” source: Netflix.com

2017-18年でラインナップを順調に増やしてきたNetflixは2019年に更にギヤを加速。

この年の新作及び新シーズンの数は過去2年の約1.5倍になりました。※2

冴えない高校生活を送っていた主人公オーティスがひょんなキッカケで同級生のメイヴと学生を対象にした性相談室を開く青春ドラマ「セックス・エデュケーション」やヘンリー・カヴィル主演、ゲーム化もされた定番ファンタジー小説のドラマ化「ウィッチャー」、交通事故で夫を失った主人公と偶然出会った1人の女性との物語を描くダークコメディ「デッド・トゥー・ミー」などなど、挙げればキリがないほどに魅力的な新シリーズが投入され、他にもNetflixでの最後の配信となったマーベルシリーズ「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3を始め、「ザ・クラウン」シーズン3、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」最終シーズンなど既存の作品の新シーズンも多数配信されました。

この頃は毎月、新作がひっきりなしに配信されて、追いかけるのが大変でヒーヒー言いながら視聴していた記憶があります。(今思えば嬉しい悩みだったかもしれませんが(笑))

<この年、こんな作品も!>

・ヴァージンリバー (2019-)

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"ヴァージンリバーより” source: Netflix.com

心機一転、新天地で

LAから心機一転、田舎町のヴァージンリバーに引っ越してきた主人公を中心に描かれるヒューマンドラマ。

美しいロケーションで繰り広げられる心温まるストーリーが特徴のシリーズで、Netflixドラマ史上最大の長寿シリーズになることが確定している人気タイトルです。

このブログをよく読まれる方ならご存知だと思いますが、筆者がこよなく愛する作品で、記事もたくさん書いているので気になる方はそちらをチェックしてみてください↓

▶︎ヴァージン・リバー カテゴリーの記事一覧 - purple dramanote.

”引き継ぎシリーズ”が台頭


"ペーパーハウスより” source: Netflix.com

元々は他社で制作されていたシリーズをNetflixの方で制作を継続していく”引き継ぎシリーズ”もチラホラ現れるようになり、その中から話題作も現れ始めます。

代表例はスペイン産の爽快強盗劇「ペーパーハウス」。

”教授”と名乗る謎の男と彼が集めた犯罪のプロ達が造幣局で世紀の強盗に挑むシリーズ、Part.2までは別の会社で制作されていて、それをNetflixで配信すると瞬く間に大ヒット。

そのヒットを受けてPart.3以降がNetflixオリジナルとして制作されPart.5まで制作されました。

この他にも斬新な世界観の完全1話完結型SFシリーズ「ブラック・ミラー」やゴシップガールのダン・ハンフリー役で知られる俳優ペン・パッジリーが陰湿なストーカーを演じるクライムドラマ「YOU-君がすべて-」など、Netflixの視聴者の多さを武器にマイナー作品を次々に発掘して自らのモノにしていきます。

他言語シリーズの制作


"ダークより” source: IMDb.com

先ほど挙げた「ペーパーハウス」を始め、非英語圏のシリーズも積極的に配信するようになります。

とある田舎町で起きる不可解な事件を皮切りに思わぬ真実が明らかになるSFミステリー「ダーク」(ドイツ)や豊かな暮らしを求めて通過率3%の過酷な試験に挑むSFアクション「3%」(ブラジル)など、英語作品に引けを取らないヒットをした作品も現れてきます。

Netflixオリジナルの日本ドラマで、最初の話題作「全裸監督」が配信されたのもこの頃(2019年)ですね。

こういった挑戦を経てNetflixはよりグローバルにサービスを展開することに成功していきます。

この時期からオリジナルコンテンツの量は他のサービスを凌駕するものとなり、動画配信サービスの中で圧倒的な地位を確立していきました。

注記、補足など

※1: 「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアン・フィスト」の4作品と、それらの主人公が一堂に集う特別シリーズ「ザ・ディフェンダーズ」、「デアデビル」シーズン2にて登場したフランクを主人公に据えた「パニッシャー」の計6作品のことを指す。

※2: 引き継ぎシリーズを除く英語作品の新シーズン及び新作ドラマの作品数において、2017年37作品、2018年30作品と推移するなか、2019年は56作品配信された。

 

・話題に上げたNetflix作品リスト

ハウス・オブ・カード 6S

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 7S

アンブレイカブル・キミー・シュミット 4S

ナルコス 3S

ザ・クラウン 6S

マスター・オブ・ゼロ 3S

Sense8 2S

トラベラーズ 3S

(デアデビル 3S)

(ジェシカ・ジョーンズ 3S)

(アイアン・フィスト 2S )

ストレンジャーシングス 5S

13の理由 4S

オザークへようこそ 4S

ユニークライフ 4S

セックス・エデュケーション 4S

ウィッチャー 4S-

デッド・トゥー・ミー 3S

ヴァージンリバー 6S-

ペーパーハウス 5S

ブラックミラー 7S-

YOU-君がすべて- 5S

ダーク 3S

3% 4S

全裸監督 2S

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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では、また別の記事でお会いしましょう♪