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悲しくも心温まる実話「時の面影」ネタバレ感想【Netflix映画】

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source: Netflix.com

Hi !!

Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。

この記事では2021年1月に配信されたNetflix映画「時の面影(The Dig)」を観た感想をネタバレありでやっていきます。

 

まだ、観ていない方はネタバレにご注意を!

 

私がおすすめするNetflixオリジナル映画20選は以下の記事をチェック↓

▶︎Netflixオリジナル映画おすすめTOP20|定番作品ほぼゼロの超マニアックなラインナップ

この作品は間違いなく、上の記事の次の更新でランクインさせたいですね。

それくらい気に入りました。

では早速、いきましょうか。

主な登場人物

エディス・プリティ

Cast: Carey Mulligan

高貴な(?)家柄の未亡人。

ブラウンに塚の採掘を依頼する。

 

演じるのは映画「華麗なるギャッツビー」のデイジー役などで知られるキャリー・マリガン。

彼女は歳を重ねても本当に美しいですね。

バジル・ブラウン

Cast: Ralph Fiennes

エディスの依頼を受けて塚の採掘を担当したアマチュア考古学者。

学歴はないが、その腕は確かなものがある。

彼を演じるのはレイフ・ファインズ。

ハリポタシリーズでヴォルデモートを演じていた人ですね。

役柄が違いすぎて全く気がつきませんでした(笑)

ロバート・プリティ

Cast: Archie Barnes

エディスの息子。

彼はとても可愛らしかったですね。

めっちゃいい子やん!ってなってました。

ペギー

Cast: Lily James

バジル達の採掘に手伝いに来た考古学者のたまご。

演じるのは映画「シンデレラ」のシンデレラ役などで知られるリリー・ジェームズ。

この役に彼女を使うのは勿体ない感じがしましたね。

贅沢なキャスティングですよ(笑)

ローリー

Cast: Johnny Flynn

採掘風景を撮影に来た写真家。

戦争が始ると空軍に入隊することになる。

彼とペギーのその後は気になるところですね。

ネタバレ感想

どこまでも透き通った世界観

この作品を観てまず思ったのが”どこまでも透き通った世界観”ってこと。

汚れ気の全くない美しい仕上がりになってるのが印象的でした。

映像は自然の光を取り入れたシーンが多くて、全体的に温かみのある感じ。

ストーリーは第二次世界大戦の開戦直前という緊迫した時期とエディスの病状があって雰囲気は暗めではあったものの、バジルとロバートの関係性だったり、実話を元にしてるため派手さは無いけどじわっと染み込んでくる内容は観ていて心温まるものがありました。

Twitterでも書きましたがまさに”心が洗われる”ような内容だったなって思います。

 

そんな内容の良さを引き出したのはエディスを演じたキャリー・マリガンの演技力がある気がします。

例えばエディスがバジルを招待した夕食の身支度をしていたシーン。

バジルが夕食に来れないという知らせを聞いた時のエディスの表情はこっちが申し訳なくなるくらい悲しそうでした。

あの、悲しいオーラを表現できるのはさすがだなって感じましたね。

上品なドレスを着て部屋を後にしたシーンは今でも鮮明に頭に残っています。

彼女の演技はそのシーンに代表される細かい1コマに見応えを与えてるんですよね。

 

私の好きな女優なので多少の色眼鏡がかかってるかもしれませんんが、それを無しにしても彼女の細かい演技の上手さが作品全体を良いものにしているのは間違い無いでしょう。

IMDbの評価も2021年2月1日現在で7.3とNetflix映画としてはかなりいい数字で、私が感じた高印象はあながち間違いではなさそうです。

ブラウンが発掘したものとは

ブラウンがあの塚で発掘したもの。

作品内で色々と説明はされていたものの、知識の無い人にとってはなんのこっちゃという感じになっていたかもしれません。

と言うわけでここで発掘物について簡単に解説しておこうと思います。

参考にしていただければ幸いです。

 

作品内で言っていた通り、ブラウンが発掘したものは6世紀頃のもの。

この頃のヨーロッパは古代から続いていたローマ帝国が事実上滅亡し、東ヨーロッパ付近に居たゲルマン民族が現在のフランスやドイツのある地域に移り住んできてくる民族大移動の時代。

そんな中でゲルマン民族の一部、アングロ=サクソン人は5世紀頃に現在のイングランドがある地域に来て定住します。

採掘されたものはそんなアングロ=サクソン人のそこそこ身分が高い、もしくは英雄的な人物の墓。

 

ここで気になるのはどうしてその墓が6世紀ごろだと判明できたのか。

その決定的な理由はメロビング朝の通貨が見つかったから。

メロビング朝というのは5世紀ごろから8世紀前半にかけて繁栄したゲルマン民族による王朝でフランク王国の一部。

現在のフランスやドイツのある地域一帯を治めていたその王朝の通貨が見つかったということはその通貨が使われていた時代のものだと推測できるわけですね。

 

副葬品が掘り出された時の学者達の興奮ぶりをみても分かる通り、この発見はアングロ=サクソン人の文化や生活様式を知る上で大事な資料だったようです。

これが第二次世界大戦が開戦する直前に発見されて本当に良かったですよね。

もし、発見されずに爆撃で壊されてしまってたらって考えたら恐ろしいですよ。

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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では、また別の記事でお会いしましょう♪