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Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。
この記事では2020年にNetflixにて配信が始まって以来ロングランヒットしている韓国産ドラマ「愛の不時着 (사랑의 불시착)」を観た感想と私なりに考えるロングヒットの理由を解説していきます。
ネタバレを含みますのでまだ観ていない方はご注意を!
私は韓流ドラマを観るのはこの作品が初めて。
ずっと韓流ドラマは食わず嫌いしてきたところがありましたが、Netflixの”今日の総合TOP10”で常に上位を維持し続けているこの作品は流石に私も無視できなくなって観ることにしました。
今回はそんな完全、韓流ドラマ初心者の私目線でこの作品の感想とヒットの要因を解説していきます。
韓流ドラマ上級者からしたら見当違いだとか思われる内容もあるかもしれませんが、その辺はなま温かい目で見ていただければと思います。
と、前置きが長くなりましたが早速いきましょうか。
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主な登場人物
ユン・セリ
Cast: ソン・イェジン
主人公で韓国きっての財閥の令嬢。
令嬢でありながら、コスメブランドを運営する経営者としての手腕もある。
彼女を演じるのはソン・イェジェンという方で私はもちろん初見でした。
作品を観てるときこの女優さんは20後半から30前半くらいかなって思って他んですけど、実際は38歳(2020年現在)って調べてる時に知って驚きました。
めっちゃ若く見えましたよ?
リ・ジョンヒョク
Cast: ヒョンビン
主人公で北朝鮮で中隊長を務め、国境の警備を行っていた。
さらに彼は総政治局長の息子であり、ピアノの才能がある。
彼を演じるのはヒョンビンという方。
この作品で人気を博しています。
彼も観てるときは20代かと思ってましたが、ソン・イェジンと同い年何ですってね。
映像や化粧で多少誤魔化してるとは思いますけど、それを加味してもあの肌の綺麗さは驚愕ですね。
韓国が美容大国なのも納得な気がします。
ク・スンジュン
Cast: キム・ジョンヒョン
ユン・セリの兄から多額の金を奪って北朝鮮へ逃げ込んだ詐欺師。
ソ・ダン
Cast: ソ・ジヘ
ジョンヒョンと10年前から婚約していた女性。
彼女の表情はとても印象的でしたね。
特に視線の移し方は”あんなに分かりやすく表現できるんか、、”ってビックリしました。。
アニメキャラを観ているようでした。
ネタバレ感想|どうしてロングヒットしてるのか?
人気ドラマの法則に沿った構築
私の持論で他の記事でも言ったことがあるかもしれませんが、面白いドラマってほとんどが”7割のお決まりと3割のサプライズ”という構築になっています。
この7:3の比率が崩れると”ありきたり”になったり”よく分からない”って印象になると、これまでの経験から感じています。
で、この作品はというとその7:3に限りなく近いです。
話の大筋はロミオとジュリエット的な、お決まりのラブロマンス。
2人の関係の結末についても、ジョニー・デップ主演の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のウィルとエリザベスを彷彿とさせる結果でさほどサプライズは無かったかなって印象です。
一方でサプライズだったのが北朝鮮を舞台にしていること。
正直、このドラマで描かれた北朝鮮が事実にどれだけ即しているかは分かりませんが、そんなこと関係なく”現代から技術が遅れた世界”に迷い込んだセリという構図はタイムスリップ系のようでちょっと違った切り口で斬新さがありました。
そんな感じで7:3という個人的に思うドラマの黄金比率をきっちり守れていることが、ヒットに繋がったのではないかと思います。
細かいコメディー要素のセンスが抜群
この作品の楽しみの1つはそれぞれのキャラクターが”真面目じゃない”ときだと思います。
ユン・セリはもともとコメディーな性格をしてますが、リ・ジョンヒョクなどは普段はすごい真面目な性格をしています。
でも各エピソードで、その真面目さが崩れるときがあります。
冒頭に地雷を踏んだ時とか、韓国に来てオンラインゲームにハマった時とか。
普通に考えたら不自然ですけど、こういう柔軟性があるから70分ほどの尺を退屈せずに楽しめるのかなって思います。
私はそういうコメディーっぽい展開の方が好きでしたね(笑)
特にユン・セリとピョ・チスの絡みがツボでした。
コメディー要素があることで幅広い人が楽しめるようになってて、それが人気になった理由の1つになってそうですね。
どうしてヒットしたのか
この作品って1話当たり70分前後で全16話と他のドラマと比べるとボリュームが段違いにあります。
普段、Netflixドラマの1シーズンを1日2日で完走する私でも、この作品は完走に2週間以上かかりました。(その間に別のを観ていたのもありますけど、、)
でも、そのボリュームの多さはそこまで苦にならなかった印象でした。
というのも、さっき触れたように細かいコメディー要素が各話に散りばめられてるからだったり、ユン・セリが韓国へ戻るまでの1,2話は若干、間延び感がありましたけど、それ以外はほんと無駄の無い展開だったりしたからです。
前半の北朝鮮を舞台に原始的な生活に戸惑うユン・セリと、後半の韓国を舞台に先進的な環境に戸惑うジョンヒョクと他の隊員達という2部構成はセコいなって思うくらい上手な描き方でした。
あくまで私の個人の感想ですが、この作品は最初から最後まで飽きずに観られる内容になってると思います。
で、このボリューム満点の構成と最後まで観られる内容という2つが日本でロングランしている1番の要因だと思っています。
今日の総合TOP10が実際にどういう基準で順位付けしてるかは知りませんが、ランキング内の作品や変動の傾向を見るに順位は単純に”1日のその作品を一定時間、観たユーザー数”で決まってるようです。
一定時間というのは5分、10分の話でしょう。
そんな順位付け方法とこの作品の愛称は抜群です。
1人のユーザーから他の作品より長い期間、ポイントを獲得し続けることが出来るので順位が下がりにくいんですよ。
で、ずっと上位にいたらまだ観てない人が”この作品ってそんなに面白いんや、ちょっと観てみよう”ってなって新規ユーザーが増えるわけ。
まあでも、そもそもの最初に人気に火がついた理由は何なんやってなったらそれは分かりませんけどね(笑)
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おまけ|韓国と日本のエンタメ業界について
最後にちょっと雑談。
このドラマを制作したのは韓国の制作会社”スタジオドラゴン”というところ。
韓国の大手企業CJグループの”CJ ENM”という会社のドラマ部門が2016年に独立した会社で、韓国のドラマ市場では最王手の会社だそうです。
で、何で私がこのことを調べたのかというと、作品を観てて”すごいお金かかってるな〜”って感じたから。
製作費が調べても出てこなので実際のところは分かりませんが、アメリカなどの海外ドラマに匹敵する規模じゃないかなって思ってます。
正直、韓流ドラマがこんなクオリティーだとは思ってなくて驚きましたよ。
一方で同じアジアの国、日本はっていうと、、韓国のクオリティーに比べたら目も当てられないですよね。
ドラマだけじゃなくて、ここ数年の韓国と日本のエンタメ業界の差は歴然としてきたように感じます。
映画では昨年「パラサイト」がアジア作品として初めてアメリカのアカデミー賞で作品賞を獲り、音楽ではBTSが2018年頃から全世界で爆発的にヒットをしていて、全米チャートでアジアアーティストとして初めてアルバムチャート1位を獲得し、2020年にシングルチャートで「上を向いて歩こう」以来の1位を獲得しました。
あとBlackPinkもBTSの影に隠れ気味ですが、世界的にヒットしています。
で、日本はというと、いつまでも同じ会社が同じようなショボいクオリティのコンテンツを作っていて、最近ではタレントのテレビ業界離れが進んでいる始末。。
音楽業界も長年、パッとしない状態が続いていて直近で全米チャートにランクインした日本アーティストはピコ太郎。。
アルバムチャートだとBABYMETALが昨年にランクインしてますね。
と、ここまで読んだ方は”でも日本にはアニメがあるじゃないか!”っていうと思います。
それはその通りだと思います。
日本が唯一、世界で認められているのはアニメーション分野です。
ただ、それは韓国がまだ手を出してないからというだけで、彼らが本気を出せばあっという間に潰されると思います。
それくらい、もう規模感が違いすぎると「愛の不時着」を観て実感しました。
私は別に日本のメディア業界で働いてる訳では無いので、日本メディアが衰退していっても観なくなる(というかもう既に観てないし聴いてませんけど、、)だけですが、その業界の方はこの状況を理解して変えていかないといけないんじゃ無いでしょうか?
もしまた、いいコンテンツが出てきたら私もまた興味を持っていきたいし、何だかんだ日本人ですから本国のメディアが活気を持つようになれば嬉しいですよ。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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では、また別の記事でお会いしましょう♪