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ネタバレ感想&考察「もう終わりにしよう。」困惑する2時間...【Netflix映画】

: 2020/9/14

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source: "NetflixFilm" official twitter

Hi !!

Netflixドラマ大好きブロガーのぱーぷるです。

この記事では2020年9月に配信されたNetflix映画「もう終わりにしよう。(I'm Thinking of Ending Things)」を観た感想と結末の考察をネタバレありでやっていきます。

 

まだ、観てない方はネタバレにご注意を!(この作品は特に、ネタバレなしで見るべき作品です!!)

 

という訳で早速いきましょうか。

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主な登場人物

ジェイク

Cast: Jesse Plemons

田舎の農家で育った男性。

演じるのはドラマ「ブレイキング・バッド」「ファーゴ」や映画「アイリッシュマン」など数々の作品に出演するジェシー・プレモンス

”若い女性”

Cast: Jessie Buckley

ジェイクの彼女。

演じるのは映画は「ジュディ 虹の彼方に」など、ドラマは「チェルノブイリ」「ファーゴ」「Taboo」などに出演するジェシー・バックレイ

私は彼女をこの映画で初めて観たんですが、観終えて記事のために調べていると、どうやたかなり有名な女優のようですね。。

演技を気に入ったので他の出演作も観てみようと思います。

ジェイクの母

Cast: Toni Collette

演じるのは最近だと映画「ナイブズ・アウト」を始め、数々の映画に出演するトニ・コレット

ジェイクの父

Cast: David Thewlis

演じるのは「ハリー・ポッター」のルーピン役などで知られるデイヴィッド・シューリス。

観ている時”どこかで観たことある人やな”とは思ってましたが誰かは思い出せませんでしたね。

悔しい。。

ストーリーの振り返り

ジェイクは彼の彼女(以下、彼女)を連れて両親の家へ向かう。

両親との食事の間、そして食後に不可解な出来事を目の当たりにする彼女は困惑する。

次の日、朝の早い彼女はジェイクの車で帰路に立つ。

するとジェイクは途中にあるアイスクリーム屋に寄りたいと言い出し、アイスを買うことに。

アイスを買って再び、車を走らせる2人だったがジェイクはほとんどそのアイスに手を付けることなく捨てると言い出す。

そこである高校に寄り道をしてそこのゴミ箱へアイスを捨てに行く。

アイスを捨てて一度は彼女の待つ車へ戻ってくるが、キスを交わした直後に突然車から飛び出し姿を消す。

彼女は彼を探しに高校の校舎へ。

 

そこで彼女は清掃員に出会う。

少しを会話して別れた彼女はジェイクを探しに校舎を散策するう。

そしてジェイクを発見するとそこから2人の関係を描くミュージカルがスタート。

 

一方で、清掃員は掃除を終えて車へ乗り込むがそこで妄想劇が始まり、”豚”に連れられて校舎へ戻っていく。

 

最後、ジェイクはノーベル賞の授賞式のスピーチ台に達シーンに移り、そこで詩を披露。

「もう終わりにしよう。」ネタバレ感想

いや〜、すごい作品でした。。(語彙力...)

まず、目を惹いたのはその世界観。

低予算な80,90年代インディー作品みたいな雰囲気を感じる仕上がり。

こういう世界観は”退屈”になることも多いですが、この作品は全くそんなことはありませんでした。

起伏は少ないものの、「シャイニング」のようなホラーっぽい緊迫感と謎めく展開が観る側を釘付けにしてて全く退屈に感じなかったです。

それどころかラストの20分くらいは結末が気になりすぎてアクション映画を観てる時と同じくらい心拍数が上がってましたね(笑)

 

あと驚きなのは画角がなんとドラム缶テレビと同じ4:3。

私はドラマや映画は画角21:9のPCモニターで観ているんですが、この作品を全画面で表示すると画面のほぼ半分が黒帯になる始末、、

こんな狭い画角の作品を観るのは久しぶりで懐かしい気持ちになりましたし、同時に子供の頃、こんな狭い画角でテレビを観ていたんやって信じられない気持ちになりましたね。

 

そんなインディー感がある作品ですが出演者は超一流の役者ばっかり。

主な登場人物の5人は全員、名の知れた役者で演技も上手です。

中でも私が気に入ったのはジェイクの彼女を演じたジェシー・バックレイ。

彼女の演技を観るのはこの作品が初めてだったんですけど、めっちゃいいですね。

何よりもナレーションが超イイ!

私はもともとナレーション形式で入る心の声が好きです。

耳心地のいい感じとユーモアがたまらないんですよね。

ただ、どんなナレーションでもイイかと言うとそんなことは無くて、役者の上手い下手で良し悪しが結構変わります。

Netflixドラマ「YOU 君がすべて」のジョー役を演じるペン・バッジリーなどが私のお気に入りなんですが、ジェシー・バックレイのナレーションはそれに匹敵する良さでしたね。

この映画、最初はスピーカーで観てたんですが途中からナレーションをもっとちゃんと聞きたくてイヤホンに切り替えたくらいです(笑)

 

続いてストーリーについて。

この映画って結局のところ、夢落ちみたいな結末だと思います。

詳しくは考察で解説するのでここでは触れませんが、フタを開けてみたらとてもシンプルな内容になっています。

でも、この作品はその単純な内容をジェイクの彼女視点で描くことで実に分かりにくく、複雑に見せています

実際、私は中盤あたりから頭の中は”?”でした。

だって、どんどん話の筋が崩れて支離滅裂になっていくのに、それがなぜなのか全く分からないんですから。

それでもなぜか観るのを止めれなくて、最後まで観てしまって、それでも理解は7割くらいで、そこからどういう話だったのか作品を頭の中で振り返って、ようやく”こういう話やったんや”って腑に落ちました。

映画歴が浅かった頃はこんなことはしょっちゅうありましたけど、最近になってここまで考えさせられたのはほんと久しぶり。

ほんと、観てよかったなって思います。

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「もう終わりにしよう。」のネタバレ考察

さて、私同様にこの作品の展開に混乱した方は多いのではないでしょうか?

ここではそんな方のために、この作品の出来事について整理していきたいと思います。

 

1. この映画の話は全て清掃員の妄想

いきなり核心を突きますが、この映画で描かれたストーリーは全てあの清掃員の妄想です。

これ、私の推測だけだと不安だったのでネットで日本とアメリカのレビュー記事をいくつか確認してみたところ、ほぼ同じ解釈だったので間違い無いと思います。

 

直接的な表現や描写があったのかと言うとそうでは無くて、でもそれを示唆する部分はいくつかあります。

ここではその内の2つを紹介。

まず1つ目は、話の辻褄が合ってないということ。

例えば、ジェイクの彼女の名前。

最初はルーシーと呼んでいたのに次々、呼び名が変わっていきます。

他にも馴れ初めストーリーにも矛盾があります。

食卓の会話ではバー(?)でクイズゲームをしていたところで出会ったと話してましたが、その後認知症になった父親に馴れ初めを聞かれたときはカフェで出会ったと話ます。

このような矛盾は、話自体が清掃員の妄想だと考えれば合点いきます。

恐らく清掃員は何パターンもこういう妄想をしていたんでしょう。

それをこの映画では継ぎ接ぎして繋げてるって感じ。

 

そしてもう1つは女性の人となりがジェイクにそっくりだということ。

彼女はジェイク同様に物理を学んでいて、詩が好きで絵を書きます。

さらに彼女がジェイクの両親に見せた絵はジェイクの書いた絵と全く同じ。

このことからはあの女性が清掃員が作り上げた存在だと考えられます。

つまり清掃員の妄想だっていうこと。

 

勘のいい人なら中盤あたり(ジェイクの実家での一連の出来事)でこの事実に気がついたかもしれません。

でも私は残念ながら観ている間は全く気が付きませんでしたね(笑)

観終わってから冷静に振り返ってようやく理解したって感じ。

だって話は女性のナレーションで語られ彼女の視点で描かれいて、まさか彼女が”想像の産物”なんて思いもしませんもん。

 

2. 清掃員のその後

一度、高校を後にして車に乗り込んだ清掃員はなぜか裸になり妄想の豚と共に校舎へと戻ります。

そしてラストに校舎の前に停まる雪に埋もれた車が登場して幕切れ。

この一連の流れからあの後、清掃員は自ら命を絶ったのではないかと考えられます。

 

まず、車が停まっている付近の木の位置関係で雪に埋もれた車が清掃員の物だと分かります。

つまり彼は車にはあの夜戻っていません。

さらにあの妄想の豚は前半の納屋で言及のあった無残な死に方をした豚。

その死の象徴とも言える豚に連れられて消えていきましたからその先にあるものは、、って感じです。

 

でも本当に命を絶ったかは不明です。

もしかしたら新たな人生をスタートさせたかもしれません。

でも1つ確かなのは、あの清掃員が恋愛妄想を膨らませる日々を”もう終わりにしよう”と決意したということです。

最後に

ハッピーエンディングとは言えない重めの作品でしたが、とても心に刺さる内容でしたね。

私はあの清掃員ほど追い込まれてはない(と信じたいが、、)とはいえ、今の人生が本当に幸せで理想のものなのかを改めて考えさせられる内容だったなと思います。

ほんと、いい作品に出会えてよかったです。

 

といった感じで、ここまで読んで頂きありがとうございました!

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では、また別の記事でお会いしましょう♪